CO2濃度測定(水上置換法)
オンサイトでの回収CO2ガスのCO2濃度測定方法「水上置換法」をご紹介します。

MR-001
測定開始
- 水浴槽には、CO2吸収液として「強アルカリ性吸収液」が入っています。
- 吸収液中の窒素や酸素を事前に追い出すため、塩化カリウムを飽和するまで溶かします。
- CO2回収設備のガスサンプリングノズル口から乾式ガスメータ―出口まで測定対象ガスで十分置換します。
測定中
- 測定対象ガス10.00Lを乾式ガスメーターで正確に計ります。
*CO2の濃度により、装置へ導入するガス量は適宜変更します。 - 吸収液に吸収されなかったガスをメスシリンダーに捕集します。
測定完了
- 測定終了後、メスシリンダー内のガスを完全に吸収させるために振とうします。
- メスシリンダー内のガス量の体積を測定し、下記の計算式からCO2濃度を算出します。
(計算例)
メスシリンダーガス量 54.2mL ガス吸引量 10.00L
(10.00L-54.2mL÷1000)÷10.00L×100≒99.46%
※CO2吸収液に捕集されたガスをすべてCO2と仮定した場合となります。