発熱特性試験・発熱シミュレーション・粉じん爆発試験
バイオマス燃料の貯蔵や搬送に伴う発火・爆発リスクを検討する上で必要となる各種試験を提案します。
発熱特性試験
バイオマス燃料の発熱特性を把握し評価します。木質ペレット、木質チップ、PKS等、発電所で使用されている各種燃料に対応可能です。得られた結果を用いて解析を行うことで、安全性の評価が可能です。
〔試験項目〕
形状測定(直径、長さ、嵩密度、安息角)、熱伝導率、比熱、圧力損失、水分活性、低温断熱試験、高温空気流通試験、水分移動試験
バイオマス燃料ごとの発熱特性試験を行うことによりシミュレーション用のデータ取得が可能です。
『木質ペレット貯蔵時の自然発火性に関する調査-自然発火メカニズムと実証試験法-』(財団法人電力中央研究所、平成21年5月)に基づいて実証試験を行います。また、水分移動速度データを取得する試験にも対応可能です。

発熱シミュレーション
貯蔵時の自然発火予測を目的に、発熱特性試験にて取得したパラメータや文献値を用いて大量に貯蔵した際に発火に至るまでの熱挙動や期間、対策実施時の熱挙動等を解析します。発熱特性試験同様、木質ペレット、木質チップ、PKS等の各種燃料や様々なサイロ形状にも対応します。
各種バイオマス燃料貯蔵時の発火有無をシミュレーションします。
貯蔵施設の形状、環境条件、発熱特性等の各種パラメーターを解析条件として入力し、貯蔵された燃料の発熱挙動を解析します。

粉じん爆発試験
堆積粉じんの爆発特性(JIS Z8834他)の評価に加えて浮遊粉じんの現地測定にも対応します。
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- 爆発下限界濃度
- 限界酸素濃度
- 最小着火エネルギー
取り扱う燃料そのものや、稼働中の設備における粉じん爆発の危険性を測定します。
粉じん爆発は粉じん濃度・酸素濃度・着火源・浮遊状態・閉空間の5つの要素が重なった場合に発生します。
当社では粉じん濃度(爆発下限界濃度)、酸素濃度(限界酸素濃度)、着火源(最小着火エネルギー)を測定し、現地の粉じん濃度状況を比較することで、粉じん爆発の危険性を総合的に評価します。

※デジタル粉じん計の大半は防爆仕様になっておりません。測定の際は使用機器が粉じん爆発を引き起こさないよう、十分に配慮し測定します。
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