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水素/メタネーション/次世代燃料

Hydrogen / Methanation / Next Generation Fuel

水素・燃料アンモニア

水素・アンモニア混焼実証試験

石炭火力発電やGTCC発電における水素・アンモニア混焼に伴う未燃H2、NOx、N2O、未燃アンモニア等の測定を行います。
アンモニア混焼の際に課題となる環境汚染、悪臭や燃焼効率向上等の課題を解決するために、燃焼時に発生するガス組成を測定・分析し、ダスト、NOx、未燃アンモニア等の発生状況を把握します。
また、温室効果係数がCO2の約300倍であるN2Oは、アンモニア混焼の際に生成されることから、燃焼中の発生状況の確認が必要となります。
当社では、2024年10月にポータブルのN2O計(堀場製作所製PG-320CN)を導入し、オンサイトでN2Oの連続測定を行える体制を整えました。
また、N2Oは下水処理施設における水処理過程からも排出されることが確認されており、国土交通省は2024年2月に「下水処理に伴う一酸化二窒素排出量の実態調査に向けた調査マニュアル(案)」を公開し、全国の下水処理場でN2O排出量の実態調査が進められることを推奨しています。
当社では、上記のマニュアル(案)に基づき、下水処理施設にて捕集したN2O実ガスをN2O計とGC-EDCで分析を行い、低濃度域での適応可能性を確認しています。

関連資料:

国土交通省 国土技術政策総合研究所
下水道技術開発会議エネルギー分科会
『下水処理に伴う一酸化二窒素排出量の実態把握に向けた調査マニュアル(案)』令和6年2月
https://www.nilim.go.jp/lab/eag/pdf/20240126_5_2manualanrev.pdf

N2O計設置状況と測定の様子
モニター値とGC分析値の比較例

N2O計仕様

メーカー HORIBA
型式 PG-320CN
測定方式 NDIR
測定レンジ 0-100/200/500/1000 ppm
繰り返し性 フルスケールの±1.0%
直線性 フルスケールの±2.0%
ゼロドリフト/スパンドリフト フルスケールの±1.0%/日
応答時間 90%応答 45秒以下
CO2干渉補正 CO2センサ搭載で自動補正
PG-320CN